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GPSのリスク

2021年01月04日

記事提供 (株)MIRAI(■ユ・アイ・リサーチ■シークレット・アシスト■こころん)
http://www.kabu-mirai.com/

記事提供のMIRAIは八戸市で調査業をされている探偵事務所です。
記事の内容は実際の出来事に脚色しております。

実際の内容から変更しております。

新年あけまして、おめでとうございます(^▽^)/

新年早々、雪かき中に調査依頼の電話が鳴りました
依頼人がGPSをレンタルして配偶者の車に取り付けて行動をチェック
浮気を確信してからの浮気調査のご依頼です
依頼者の3割近くは、依頼前にGPSを利用していて、かなり身近になりました
探偵を始めたころは、こんな便利なものはありませんでした
GPSのおかげで、調査依頼したら白、数十万円の調査料金を損してしまった
ということはなくなるわけです
しかし、調査料金がその分、安くなるとは、限りませんので悪しからず

数年前の話ですが、ある男性から電話がかかってきました
『●さんと■さんは、社内でw不倫をしてますよ』という内容の
密告の手紙が会社に送られてきたそうです
内容は食事をした場所や時間、ラブホテルの名前と出入りの時間が
記載されていたが、写真などは添付されていなかった
手紙を送りつけた、犯人探しは出来るものですか?という相談だった

犯人の心当たりはありますか?と尋ねると
妻が一番怪しくて、次に不倫相手の旦那さんだと思います。と答えた
私も探偵ですが、探偵に依頼した可能性はありますか?と尋ねると
探偵に依頼していないと思うから、探偵さんに電話をしたのです
手紙の消印は、ラブホテルに行っていた日時なんですよ
探偵に依頼してたら、タイムラグがありますよね
あと、出入りの時間は合ってますが、ラブホテルの名前が間違うのです

ピンときた私は
先ずは、黒くて四角い物が、車内とか車の底に付いていないか確認してください
と言って電話を切りました
10分後、ビンゴの知らせがありました
仕事が終わってから、事務所にお伺いしてもいいですか?といわれたが
罠を仕掛けようとして■■の駐車場で待ち合わせをしました
相談者にも、私の車両の後部座席に乗ってもらいました
ビニール袋に入れて持ってきた、黒くて四角いものは明らかにGPSでした

相談者と後部座席でしばらく話をしていると
不審車両が、二度も私たちの前を行ったり来たり
つまり、相談者の車の後を行ったり来たりしていたのです
私はとっさに、罠にかかった犯人だと確信しました
不審車両の映像は、私のドライブレコーダーにすっかり収まっていました
相談者にはGPSをこのまま■■に持っていくことを勧めました

不審車両は、不倫相手の夫が勤める会社のものでした(-_-;)
不倫をやめさせようとGPSを取り付けて行動を探っていたのでしよう
ラブホテルの名前の間違いは、GPSの測位のズレだったと思われます
探偵を利用してたら、入庫確認をするだろうと思いました
素人は素人、ラブホのカーテン付きの車庫の部屋探しはコワイものです

不倫相手の夫は、なかなかにやってくれました(-_-;)
相談者の会社にはw不倫がバレるし、相談者の妻にも子供にもバレました
会社はクビになるところでしたが、条件付きでとどまることに
不倫相手の女性は会社を退職しました
そしてGPSを付けるような夫とは一緒にいられないと離婚もしました
相談者は不倫相手の夫に、慰謝料を要求されたのですが
器物損壊と名誉棄損で応戦しました
幸いだったのが、GPS情報ばかりで、映像は一つもなかったことです
つまり決定的な証拠がなく、慰謝料はとられませんでした
その後もいろいろあり、どちらの家族もメチャクチャになりました

第三者には、どんな事情があれど、GPSを付けるという行為が違法であり
たくさんの、リスクを抱えることになります
間違えれば逮捕される可能性もありました
「違法だと知らなかった」では済まされません
探偵の真似事は注意が必要です。てか、やらないでください
「GPSを使ってはいけません」という法律はありませんが
バレた場合のことを考えて行動しましよう

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