40歳前半の男性が来社しました
自分が勤める会社にアルバイトに来たことがきっかけで知り合った
20代前半の彼女(婚約者)の行動調査をしたいとのこと
お互いの両親に顔を合わせていて、来春には式をあげる話をしているのだが
どうも彼女が乗り気ではないらしい
彼女は今でも〇〇の店を持つのが夢であり
付き合い始めた1年ぐらい前に、夜のバイトをかけ持っていたが
男性が支援する形で辞めさせている
2人とも1人暮らしだったが、広めのアパートを借りて3ヵ月が経つ

どうしても彼女の行動が腑に落ちない
週末にやってくる違和感のある数時間が気になるという
彼女は車の免許を持っていなくて、移動手段はバスか徒歩である
他の探偵に相談したら、百万円の覚悟が必要だと淡々と言われてビックリとか
それで1週間くらい前に、手の平に乗っかるサイズのGPSをネットでレンタルをして
彼女のバックの中に忍び込ませたが、良心がとがめてすぐに取り外した
その時に、くしゃくしゃになったレシートがバックの底から出てきた
レシートの内容と、彼女とのLINEのやり取りを照らし合わせると
出先の場所と時間を誤魔化していることがわかったのである
誰かと待ち合わせをしていると思われるコンビニと日時、買ったものが判明
細身の彼女がトクホヘル〇ア緑茶を購入しているのがミソで、情報は上玉だった

『百万円の見積もりは関東方面の探偵だからであり、当社は地元です
それだけでも低価格で済みます!』と3分の1ほどで調査を開始した

SIM搭載のカメラを監視しているとアパートを出てくる彼女の姿が映ったので
私は、コンビニの角っこに設置してある灰皿の前に張り込みを開始した
数分後、まんまと彼女がコンビニにやってくると店内へ
ほぼ同時に、イカツイ顔をした車が私の目の前にグーーンと止まった
車高の高い車のドリンクホルダーには、トクホヘル〇ア緑茶が突っ立っていた
私は、まさか・・・と思いながら
握っていた100円ライターサイズのカメラのスイッチをスライドさせた
店内から出てきた彼女が両手にペットボトルを持ちながらイカツイ車に向かってくると
タイミングよくオートで開いたスライドドアからスッと後部席に乗り込んだ
後部席から運転席の男性にトクホヘ〇シア緑茶を手渡した
すると男性は、振り返ることもなく茶封筒を後部席へと差し出した
その後、彼女らは回らない寿司店へ入店し、1時間ほどで出てくると
海辺をドライブをして2.5時間後にはコンビニの駐車場へと戻ってきた
その後の調査もほとんどが食事にドライブ、疚しいことは一切なく調査を終えてしまった

男性はお偉いさんだったのでパトロンと推測、うらやむ私がいます(;^_^A
あの茶封筒には10から20のお金が入っていたのだと思われます
パトロンとは、特定の人を経済的に支援したり夢までを応援してくれるイメージです
たまにのデートや食事やおしゃべりするだけでお小遣いをくれるのです
若い異性からパワーをもらっているお返しの意味もあるのだと思います
パトロンはパパ活とは違って肉体関係は持ちません
パトロンさんは健全なるスポンサーです
パトロンさんは見返りは求めませんが感謝してくれることを願っています
パトロンさんは自分を理解して尊敬してくれる人を好みます
パトロンさんに対して嘘をつかない裏切らないのが最大のルールです

ご依頼人の運命は定かではありませんが
パトロンさんはとても優しいですが掟破りは大っ嫌いなので
彼女の異変に気が付いて消えていったことでしょう
パトロンさんがいることを知られてしまった、彼女は夢を掴めなかったでしようね
男を踏み台にするのは自由ですが、トラブルにならないことを願います
グサッと刺されるような大事件に巻き込まれないようにしてくださいね