小中10%、「香害」で体調不良 消費者団体などが対策要望
https://news.jp/i/1330824943151170244
衣料品の洗剤や柔軟剤に含まれる香料の人工化学物質によって 小中学生の10.1%が、学校で頭痛や吐き気などの症状に 陥った経験があることが20日、学術団体や消費者団体などの調査で分かった。 香りを原因とする体調不良は「香害」と呼ばれ、 消費者団体などは啓発活動の強化など、 学校での被害防止に向けた対策を求める要望書を 文部科学省に提出した。 要望した団体は日本消費者連盟などでつくる 「香害をなくす連絡会」と、超党派の地方議員による 「香害をなくす議員の会」。 調査は2024年5月〜25年1月に実施し、 北海道、新潟、兵庫など9都道県の21自治体の小中学生約8千人と、 幼稚園や保育所の未就学児約2千人から回答を得た。 未就学児を含めた全体では、柔軟剤などの香料で 体調不良になった経験のある子どもの割合は8.3%だった。
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