黒田東彦日銀前総裁辞任直前から言われ続けてきたアベノミクス失敗だが、2024年12月4日参議院代表質問で共産党小池晃が、全部ではないが表面的な部分を列挙して「異次元の金融緩和の誤りを認めるべきでは」と迫った。 列挙した流れはこれまでの批判より一段だけ強い批判。
アベノミクスの影響として小池が指摘した内容は、
@異常円安 A輸出大企業の過去最高益 B物価高騰 C国民の実質所得低下 D原材料費値上げ E中小企業の倒産収蔵 F内部留保の積み上げが経済に環流していない
付随する問題として、大企業や富裕層を優遇してきた税制全体のゆがみを指摘。特に3度に渡る消費税増税を指摘。
@からFは表面的な事だが、これだけ列挙して批判するのは初めて。 国民生活を苦しめ困窮させてきた元凶がアベノミクスという内容。
小池は、@からFまでは指摘したが、
G内部留保の自民党政治献金還流 第二次安倍政権下毎年末、「自民党への政治献金過去最高額更新」と報じられた。 H株価での富裕層の大儲け I内部留保の政治献金還流
…一番黒いG〜Iには触れなかった。共産党が「第三自民党」と感じられる部分だろう。 富裕層が株価で大儲けをし、輸出大企業が利潤を嵩増して内部留保を積み上げ、自民党への巨額の政治献金に還流したアベノミクス。 有志連合国各国が超金融緩和をし、実現しないトリクルダウン説で国民を欺してきた事。 失敗ではなくその効果を熟知しての悪政。
このG〜Iが批判されてこそのアベノミクス総括と言える。
そして日銀総裁が黒田から植田に代わっても継続され続けているアベノミクス。 継続して旨味を享受してきた人たちはごく僅かで、国民生活困窮の原因。 石破内閣でも継続。
これを許してきたのが「野党」でもあり、ここをしっかり認識したいものだ。
参考 小池晃代表質問 https://www.youtube.com/watch?v=MWVzNhOvfzk 2024.12.4 ※アベノミクス批判は、開始から3:54〜9:00までの約5分間 |